2008年10月6日月曜日

おしまい


雨でも 私のもとに香る

記憶を思い起こすように

私は泣けないから

もう思い出さない

貴方への手紙も書かない

これで おしまい

2008年9月27日土曜日

金木犀


恋に落ちる準備なんて できてなかった

いつもそう

恋に落ちてから 気がつくの

甘い匂いに ほら もう 歯が痛い

わたしにも あなたの心まで届くような 煌きがほしい

遠い場所まで 甘い匂いを届かせる 金木犀の花のような

天使の梯子




いつの日か 天国の扉が開かれるまで

こんなにどうしようもなく悲しくても 辛くても

私はここで生きていよう

光はやさしく降り注いでいてくれるから

2008年9月24日水曜日

星より遠い人


叶わない 恋をしたの

届かない 恋をしたの

そんなこと 最初からわかっていたのに

ねぇ、どうして苦しいの?

ただあなたがここに ないだけなのに

あなたは 星より遠い人

天上の青



会いたい

この雲を払い去って

会いたい

あなたに 会いたい

雲の向こうはきっと そう

天上の青

2008年9月23日火曜日





恋に破れた人魚姫のように

泡になって消えれば

苦しまなくてすむのだろう

美しくない私は

ただ遠くから あなたを見つめるばかりで

泡になって 消えてしまいたい

あななに触れられない 私なら

2008年9月22日月曜日

さようなら


あの時 隣で見上げた空は

きっと同じだったはずなのに

なぜ離れてしまったの

なぜ変わってしまったの

もうこの言葉は届かない

さようなら

2008年9月21日日曜日

忘れない日々

もう戻れない日々が 僕を


僕が世界のすべてで

何も怖いものなどなくて

空は今より青くて 高くて

時間は今より緩やかに流れて

世界のすべてを愛して きっと世界のすべてに愛されていた


そんな 忘れない日々を

今日は抱いて眠ろう

神さま いるなら



神さま いるなら

どうか 僕の心を消してしまって

あの人の思い出を 消してしまって

あの人の居ない世界で 僕は

この光の中で 生きていけない

神さま いるなら

どうか どうか

すべての雲は銀の・・・



眩しくて 目を塞いだ

雲に塞がれても輝く 光に

すべての雲は銀の・・・

僕の中にも 光はあるのだろうか

目を塞ぎたくなるくらいの

2008年9月20日土曜日

蒼い想い出



渡せなかった 手紙

伝えられなかった 言葉

このまま夜がきて

夢のように 消えてしまう

かなうはずもない恋を

この海に この空に

埋めていく

おやすみ 蒼い想い出

2008年9月18日木曜日



橘に 消えない命 望む人 
  青い実たちが 風と笑って

2008年9月17日水曜日

Moon


こんなにも近くにいるのに

僕は 君のことを 何も知らないんだ

ただこうして 

毎夜 毎夜 君を見上げることしかできないんだ

手を伸ばせば 届きそうなほど 大きく 光って

ただ僕は 君に恋をする

今夜も 君に恋をする

2008年9月16日火曜日

秋桜



 遠き空 見上げては泣く 秋桜 
   風に揺られて 届かぬ 届かぬ

2008年9月15日月曜日

ハロー、ハロー、

ハロー、ハロー、

僕の声が 聞こえますか?

ハロー、ハロー、

僕はいつも 顔をあげて 君を見つめています

ハロー、ハロー、

ハロー、ハロー、

僕の声が 聞こえますか?

2008年9月14日日曜日

ここにいるよ


僕は ここにいるよ
貴方を 見つめてるよ
貴方の名前を 呼んでいるよ
僕はこんなにちっぽけだけど
僕は ここにいるよ
どうかどうか 僕に気づいて

2008年9月13日土曜日

ヒカリ


キレイなものだけを取り込んで
生きていけたらいいのに
光の中に そっと 浮かんで
光の中で そっと 泳いで

2008年9月12日金曜日

キレイナ

ねぇ、僕の声は 君にはとどかないのかな

どんな言葉を並べても

僕の心の虚は 広がるばかりで

この花に様に 咲いていられたら

ただ花の様に 咲いていられたら

一瞬でもいい

君の瞳に 『キレイナ』 僕を映して

古の都




秋空に 彼のくに想わす 古の都 

わすれもの


透きとおる 器に夏の わすれもの

2008年9月9日火曜日

僕は月に恋をする


そして 僕は月に恋をする
静かの海に 立ち尽くしながら
ただ 月を見上げる
貴方に 恋するように

2008年9月8日月曜日

空の窓

覗き込んだ窓から

貴方には 何が見えていたのかな

同じ景色見ていたように

僕は思っていたけれど・・・

ねぇ、どこにいるの?

僕のそばに居て

いつものように 夢の話を聞かせてよ

2008年9月7日日曜日

祈り


届くことなんてないのだろう

あの青い空は遠すぎて

声が嗄れるまで叫んでも

僕の祈りは届かないのだろう

でもどうか塞がないで

それでも僕は空に祈り 生きているから

2008年9月6日土曜日

夜明け


きえないで
届くように うたうから
まっていて
終わらないうた うたうから
この世界が 目覚める前に
貴方のために うたうから

2008年9月5日金曜日

ひかりの街


ひかりの街のどこかに
貴方は 居る
きっと きっと
僕と同じように 呼吸をして 悩んで
僕に語った夢を きっと 夢見てる
逢いたい
このひかりの下で

2008年9月4日木曜日

秋空


空が 秋を教えてくれる

気づかずに 季節が流れていく

でも 空は いつの日も変わらないで

僕を つつみこむ

2008年9月3日水曜日

光の引力


人はどこから来て、どこへ行くのだろう・・・
僕も、この光のように、どこかへ行ってしまえたら
貴方の引力に引きずられたまま
今宵も僕は、悲しい夢に眠るのです